一次予防投与
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Question No.(分類) | Questions | 推奨(CQ)/ステートメント(BQ・FQ) | 推奨の強さ* | エビデンスの強さ* |
---|---|---|---|---|
Q1(CQ) | 乳がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 乳がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを強く推奨する 合意率:90.9%(20/22 名) |
1 | A |
Q2(CQ) | 進行非小細胞肺がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 進行非小細胞肺がんのがん薬物療法*において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する *該当するレジメンは,ドセタキセル+ラムシルマブ療法 合意率:90.9%(20/22 名) |
2 | D |
Q3(CQ) | 進展型小細胞肺がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 進展型小細胞肺がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:95.5%(21/22 名) |
2 | D |
Q4(FQ) | 食道がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 食道がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:95.8%(23/24 名) |
— | — |
Q5(FQ) | 胃がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 胃がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:95.8%(23/24 名) |
— | — |
Q6(FQ) | 膵がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 膵がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q7(FQ) | 胆道がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 胆道がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:95.7%(22/23 名) |
— | — |
Q8(CQ) | 大腸がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 大腸がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:95.5%(21/22 名) |
2 | B |
Q9(FQ) | 消化器神経内分泌がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 消化器神経内分泌がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(23/23 名) |
— | — |
Q10(CQ) | 頭頸部がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 頭頸部がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:100%(22/22 名) |
2 | D |
Q11(CQ) | 卵巣がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 卵巣がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:95.5%(21/22 名) |
2 | D |
Q12(FQ) | 子宮頸がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 子宮頸がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q13(FQ) | 子宮体がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 子宮体がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q14(CQ) | 前立腺がんのがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 前立腺がんのがん薬物療法*において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する *該当するレジメンは,カバジタキセル 合意率:91.3%(21/23 名) |
2 | C |
Q15(FQ) | 非円形細胞軟部肉腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 非円形細胞軟部肉腫において,G‒CSF一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q16(FQ) | 骨肉腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 小児を除く骨肉腫において,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(23/23 名) |
— | — |
Q17(FQ) | 横紋筋肉腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 小児を除く横紋筋肉腫において,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではない 合意率:100%(23/23 名) |
— | — |
Q18(FQ) | Ewing 肉腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 小児を除くEwing 肉腫において,G‒CSF 一次予防投与の有用性は明らかではないが,根治目的の治療時は行われることが多い 合意率:100%(25/25 名) |
— | — |
Q19(CQ) | 古典的ホジキンリンパ腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 古典的ホジキンリンパ腫のがん薬物療法*において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する *該当するレジメンは,BV‒AVD 療法 合意率:95.7%(22/23 名) |
2 | D |
Q20(CQ) | B 細胞リンパ腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | B 細胞リンパ腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する 合意率:91.3%(21/23 名) |
2 | D |
Q21(CQ) | T/NK 細胞リンパ腫および再発・難治リンパ腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | T/NK 細胞リンパ腫および再発・難治リンパ腫のがん薬物療法において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する 合意率:87.0%(20/23 名) |
2 | D |
Q22(CQ) | 成人急性骨髄性白血病(急性前骨髄球性白血病を除く)の寛解導入療法において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 成人急性骨髄性白血病(急性前骨髄球性白血病を除く)の寛解導入療法において,G‒CSF の一次予防投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:100%(23/23 名) |
2 | B |
Q23(CQ) | 成人急性リンパ性白血病の治療において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 成人急性リンパ性白血病の治療において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する 合意率:95.7%(22/23 名) |
2 | B |
Q24(CQ) | 好中球減少症が持続する骨髄異形成症候群において,G‒CSF の一次予防投与は有用か? | 好中球減少症が持続する骨髄異形成症候群において,G‒CSF の一次予防投与を行うことを弱く推奨する 合意率:100%(23/23 名) |
2 | C |
治療強度増強
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Question No.(分類) | Questions | 推奨(CQ)/ステートメント(BQ・FQ) | 推奨の強さ* | エビデンスの強さ* |
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Q25(CQ) | 乳がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 乳がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に治療強度を増強したがん薬物療法を行うことを弱く推奨する 合意率:100%(23/23 名) |
2 | A |
Q26(FQ) | 食道がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 食道がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:95.8%(23/24 名) |
— | — |
Q27(FQ) | 膵がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 膵がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q28(FQ) | 大腸がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 大腸がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q29(FQ) | 頭頸部がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 頭頸部がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:100%(24/24 名) |
— | — |
Q30(CQ) | 卵巣がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 卵巣がんの薬物療法において,G‒CSF一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行わないことを弱く推奨する 合意率:87.0%(20/23 名) |
2 | D |
Q31(CQ) | 尿路上皮がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 尿路上皮がんにおいて,G‒CSF 一次予防投与を前提に治療強度を増強したがん薬物療法*を行うことを弱く推奨する *該当するレジメンは,dose‒dense MVAC 療法 合意率:100%(23/23 名) |
2 | B |
Q32(FQ) | 非円形細胞軟部肉腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 非円形細胞軟部肉腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:100%(22/22 名) |
— | — |
Q33(FQ) | 横紋筋肉腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | 小児を除く横紋筋肉腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法の有用性は明らかではない 合意率:100%(22/22 名) |
— | — |
Q34(CQ) | Ewing 肉腫において,G‒CSF 投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | Ewing 肉腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことを弱く推奨する 合意率:96.0%(24/25 名) |
2 | C |
Q35(CQ) | バーキットリンパ腫・マントル細胞リンパ腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことは有用か? | バーキットリンパ腫・マントル細胞リンパ腫において,G‒CSF 一次予防投与を前提に増強したがん薬物療法を行うことを弱く推奨する 合意率:90.9%(20/22 名) |
2 | D |
血液がん
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Question No.(分類) | Questions | 推奨(CQ)/ステートメント(BQ・FQ) | 推奨の強さ* | エビデンスの強さ* |
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Q36(BQ) | 悪性リンパ腫・多発性骨髄腫の自家末梢血幹細胞採取において,G‒CSF の投与は有用か? | 悪性リンパ腫・多発性骨髄腫の自家末梢血幹細胞採取において,G‒CSF の投与が一般的に行われている 合意率:100%(23/23 名) |
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Q37(CQ) | 前コースで発熱性好中球減少症を認めた悪性リンパ腫に対してがん薬物療法を継続して行う場合,G‒CSF の二次予防投与は有用か? | 前コースで発熱性好中球減少症を認めた悪性リンパ腫に対してがん薬物療法を継続して行う場合,G‒CSF の二次予防投与を行うことを弱く推奨する 合意率:95.7%(22/23 名) |
2 | D |
Q38(CQ) | 成人急性骨髄性白血病(急性前骨髄球性白血病を除く)の治療において,G‒CSF とがん薬物療法の併用投与は有用か? | 成人急性骨髄性白血病(急性前骨髄球性白血病を除く)の治療において,G‒CSF とがん薬物療法の併用投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:86.4%(19/22 名) |
2 | C |
その他
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Question No.(分類) | Questions | 推奨(CQ)/ステートメント(BQ・FQ) | 推奨の強さ* | エビデンスの強さ* |
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Q39(BQ) | 発熱性好中球減少症の発症リスクと相関する患者背景因子は何か? | 発熱性好中球減少症の発症の背景因子として,高齢,がん薬物療法や放射線療法の既往,performance status 不良や発熱性好中球減少症の既往などが挙げられる 合意率:95.7%(22/23 名) |
— | — |
Q40(CQ) | がん薬物療法を受けて発熱性好中球減少症を発症した固形がん患者において,G‒CSF の二次予防投与は有用か? | がん薬物療法を受けて発熱性好中球減少症を発症した固形がん患者*において,G‒CSF の二次予防投与を行うことを弱く推奨する *特に治癒を含む十分な効果を期待でき,治療強度を下げない方がよいと考えられる疾患 合意率:100%(23/23 名) |
2 | B |
Q41(CQ) | がん薬物療法中の発熱性好中球減少症患者に,G‒CSF の治療投与は有用か? | がん薬物療法中の発熱性好中球減少症患者に,G‒CSF の治療投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:87.0%(20/23 名) |
2 | C |
Q42(CQ) | がん薬物療法中の無熱性好中球減少症患者に,G‒CSF の治療投与は有用か? | がん薬物療法中の無熱性好中球減少症患者に,G‒CSF の治療投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:90.9%(20/22 名) |
2 | B |
Q43(CQ) | フィルグラスチムを予防投与で用いるとき,バイオシミラーと先行バイオ医薬品のいずれが推奨されるか? | フィルグラスチムを予防投与で用いるとき,バイオシミラーと先行バイオ医薬品のいずれも弱く推奨する 合意率:100%(22/22 名) |
2 | D |
Q44(CQ) | がん薬物療法において,ペグ化G‒CSF 単回投与は非ペグ化G‒CSF 連日投与より推奨されるか? | がん薬物療法において,ペグ化G‒CSF 単回投与を行うことを強く推奨する 合意率:95.5%(20/22 名) |
1 | A |
Q45(CQ) | がん薬物療法でペグ化G‒CSF を投与するとき,Day 2 とDay 3~Day 5 のいずれが推奨されるか? | がん薬物療法でペグ化G‒CSF を投与するとき,Day 2 とDay 3~Day 5 のいずれも弱く推奨する 合意率:100%(20/20 名) |
2 | C |
Q46(CQ) | がん薬物療法と同時に放射線療法を行う場合に,G‒CSF の予防投与や治療投与は有用か? | がん薬物療法と同時に放射線療法を行う場合に,G‒CSF の予防投与や治療投与を行わないことを弱く推奨する 合意率:95.0%(19/20 名) |
2 | D |
* 推奨の強さ・エビデンスの強さは,表3 を参照。特定の診療行為の推奨を意味しない場合は,「—」としている。