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Ⅰ.疫学・予防
No. | クリニカルクエスチョン | 推奨グレード/エビデンス |
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CQ1 | セルフケアのためのリンパ浮腫指導は有用か? | C1 |
CQ2 | センチネルリンパ節生検によって腋窩郭清を省略した乳癌患者に対して,リンパ浮腫ケアは必要か? | B |
CQ3 | 生活関連因子(採血・点滴,血圧測定,空旅,感染,温度差,日焼け)は続発性リンパ浮腫の発症,増悪の原因となるか? |
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CQ4 | 乳癌患者に対する乳房再建術は,続発性リンパ浮腫の発症に影響しないか? | Substantial effect on risk unlikely(大きな関連なし) |
CQ5 | 弾性着衣は続発性リンパ浮腫の予防的治療として勧められるか? | 上肢:C2 下肢:C2 |
CQ6 | a. 用手的リンパドレナージ(MLD)は続発性リンパ浮腫の発症予防の一環として勧められるか? | 上肢:C2 下肢:推奨度評価なし |
b. シンプルリンパドレナージ(SLD)は続発性リンパ浮腫の発症予防の一環として勧められるか? | 上肢:推奨度評価なし 下肢:推奨度評価なし |
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CQ7 | a. 肥満は続発性リンパ浮腫発症の危険因子か? |
上肢:Probable(ほぼ確実) 下肢:Limited-no conclusion(証拠不十分) |
b. 体重管理は続発性リンパ浮腫の発症率を下げる,あるいは浮腫を軽減するか? | 上肢:Probable(ほぼ確実) 下肢:Limited-no conclusion(証拠不十分) |
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CQ8 | 続発性リンパ浮腫のリスクのある患者が運動(エクササイズ)を行った場合,行わなかった場合と比べてリンパ浮腫の発症率は減少するか? |
上肢:Probable(ほぼ確実) 下肢:Limited-suggestive(可能性あり) |
CQ9 | 放射線照射は続発性リンパ浮腫発症の危険因子か? |
上肢:Convincing(確実) Limited-suggestive(可能性あり) 下肢:Convincing(確実) Probable(ほぼ確実) |
CQ10 | タキサン系薬剤は続発性リンパ浮腫発症の危険因子か? | 浮腫:Convincing(確実) リンパ浮腫:Limited-suggestive(可能性あり) |
Ⅱ.診断・治療
No. | クリニカルクエスチョン | 推奨グレード/エビデンス |
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CQ11 | 続発性リンパ浮腫に対して,弾性着衣は標準治療として勧められるか? | 上肢:B 下肢:C1 |
CQ12 | 続発性リンパ浮腫に対して,多層包帯法(MLLB)は標準治療として勧められるか? | 上肢:B 下肢:C1 |
CQ13 | a. 続発性リンパ浮腫に対して,用手的リンパドレナージ(MLD)は標準治療として勧められるか? | 上肢:C1 下肢:C1 |
b. 続発性リンパ浮腫に対して,シンプルリンパドレナージ(SLD)は標準治療として勧められるか? | 上肢:C2 下肢:C2 |
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CQ14 | a. 続発性リンパ浮腫に対して,圧迫療法や用手的リンパドレナージ(MLD)に間欠的空気圧迫療法(IPC)を加えることは予防の一環として勧められるか? | 上肢:推奨度評価なし 下肢:推奨度評価なし |
b. 続発性リンパ浮腫に対して,圧迫療法や用手的リンパドレナージ(MLD)に間欠的空気圧迫療法(IPC)を加えることは標準治療として勧められるか? | 上肢:C2 下肢:C2 |
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CQ15 | 続発性リンパ浮腫に対して,運動(エクササイズ)は治療として勧められるか? | 上肢:B 下肢:C1 |
CQ16 | 続発性リンパ浮腫に対してリンパ管細静脈吻合術を行った場合,行わなかった場合と比べてリンパ浮腫は改善するか? | C2 |
CQ17 | 続発性リンパ浮腫に対して血管柄付きリンパ節移植術を行った場合,行わなかった場合と比べてリンパ浮腫は改善するか? | C2 |
CQ18 | 続発性リンパ浮腫に対して脂肪吸引術を行った場合,行わなかった場合と比べてリンパ浮腫は改善するか? | C2 |
CQ19 | 続発性リンパ浮腫に対して漢方薬を使用した場合,使用しなかった場合と比べてリンパ浮腫は軽減するか? | C2 |
CQ20 | 続発性リンパ浮腫に対して漢方薬以外の薬物を使用した場合,使用しなかった場合と比べてリンパ浮腫は軽減するか? | ベンゾピロン類:D |
利尿薬:D | ||
その他:C2 | ||
CQ21 | 原発性(一次性)リンパ浮腫に対して複合的治療を行った場合,行わなかった場合と比べてリンパ浮腫は軽減するか? | C1 |