クリニカルクエスチョン・推奨一覧

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第1章 がん薬物療法対象患者の腎機能評価

総説1 がん薬物療法開始前にみられる腎障害

総説2 がん薬物療法開始前における腎機能評価

総説3 がん薬物療法開始後の腎障害の定義と評価方法

総説4 がん薬物療法開始後の腎障害の疫学と病態

総説5 がん薬物療法開始後の腎障害の危険因子

No. クリニカルクエスチョン 推奨グレード エビデンス
CQ1 がん患者の腎機能(GFR)評価に推算式を使用することは推奨されるか? 行うことを強く推奨する(合意率85.2%,投票27名,合意23名) C(弱い)
CQ2 シスプラチンなどの抗がん薬によるAKIの早期診断に新規AKI バイオマーカーによる評価は推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票27名,合意27名) C(弱い)
CQ3 がん薬物療法前に水腎症を認めた場合,尿管ステント留置または腎瘻造設を行うことは推奨されるか? 行うことを強く推奨する(合意率100%,投票28名,合意28名) C(弱い)

第2章 腎機能障害患者に対するがん薬物療法の適応と投与方法

総説6 CKD 患者に用いる際に用量設定が必要な薬物

総説7 透析患者に対するがん薬物療法

総説8 腎移植患者に対するがん薬物療法

No. クリニカルクエスチョン 推奨グレード エビデンス
GPS 1 腎機能に基づくカルボプラチン投与量設定を行うか?    
GPS 2 維持透析患者へのシスプラチン投与後の薬物除去目的の透析を行うか?    
CQ4 透析患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の使用は推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率92.6%,投票27名,合意25名) D(非常に弱い)
CQ5 腎移植患者に対する免疫チェックポイント阻害薬の使用は推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票27名,合意27名) C(弱い)

第3章 がん薬物療法による腎障害への対策

総説9 殺細胞性抗がん薬による腎障害への対策

総説10 血管新生阻害薬,マルチキナーゼ阻害薬による蛋白尿,腎機能障害,高血圧への対策

総説11 ネフローゼ,蛋白尿を有する患者へのがん薬物療法

総説12 免疫チェックポイント阻害薬による腎障害への対策

No. クリニカルクエスチョン 推奨グレード エビデンス
CQ6 成人におけるシスプラチン投与時の腎機能障害を軽減するために推奨される補液方法は何か? ショートハイドレーション法は弱く推奨される(提案される)(合意率96.3%,投票27名,合意26名)

C(弱い)
CQ7 蛋白尿を有する,または既往がある患者において血管新生阻害薬の投与は推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票28名,合意28名) D(非常に弱い)
CQ8 抗EGFR 抗体薬の投与を受けている患者が低Mg 血症を発症した場合,Mg の追加補充は推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票28名,合意28名) D(非常に弱い)
CQ9 免疫チェックポイント阻害薬による腎障害の治療に使用するステロイド薬の投与を,腎機能の正常化後に中止することは推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票27名,合意27名) D(非常に弱い)
CQ10 免疫チェックポイント阻害薬投与に伴う腎障害が回復した後,再投与は治療として推奨されるか? 行うことを弱く推奨する(提案する)(合意率100%,投票27名,合意27名) D(非常に弱い)

第4章 がんサバイバーのCKD 治療

総説13 成人がんサバイバーにおけるCKD の有病率

総説14 小児がんサバイバーにおけるCKD の有病率

総説15 がんサバイバーにおける標準的なCKD 治療とその注意点

総説16 成人がんサバイバーに対する腎代替療法の選択

No. クリニカルクエスチョン 推奨グレード エビデンス
GPS 3 CKD 合併小児がんサバイバーへの成長ホルモン療法は推奨されるか?    
GPS 4 小児がんサバイバーに適切な腎代替療法は?    
CQ11 がんサバイバーの腎性貧血に対するエリスロポエチン刺激薬投与は推奨されるか? 推奨なし(合意率などは推奨解説を参照) C(弱い)