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Ⅱ.推奨と根拠
No. | 治療 | 推奨 |
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1 | 早期例の治療 | 早期例に対して,導入化学療法による術前療法は行わないことを弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:非常に低)。 外科療法を行う場合,予防的頸部郭清術の併用を弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:中)。 |
2 | 切除可能な進展例の治療 | 切除可能な進展例に対して,導入化学療法による術前療法を行わないことを弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:低)。 リンパ節転移に対する頸部郭清術の術式としては,選択的頸部郭清術を行わないことを弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:非常に低)。 切除断端陽性や節外浸潤などの予後不良因子がある場合の術後療法は,放射線療法より化学放射線療法を弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:低)。 |
3 | 切除不能な初発局所進展例の治療 | 遠隔転移のない切除不能な初発局所進展例の一次治療として,CDDP を含む化学放射線療法を行う場合に導入化学療法を行わないことを弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:非常に低)。 |
4 | 局所治療が不能な再発例の治療 | 外科療法と放射線療法が不能な再発・遠隔転移症例に対して,分子標的薬を含む薬物療法を行うことを弱く推奨する(弱い推奨/ エビデンスの確実性:中)。 |