II.主な経緯

平成13年3月16日: 日本癌治療学会「臨床腫瘍データベース委員会」の発起人会を開催した。
平成13年7月30日: 日本癌治療学会理事会において「臨床腫瘍データベース委員会」の必要性が話題として取り上げられた。
平成13年11月6日: 第39回日本癌治療学会総会理事会において、「臨床腫瘍データベース委員会」を発足することとなった。協力依頼先となる専門系学会・研究会との関係構築の必要性を確認した。
平成14年2月19日: 臨床腫瘍データベース委員会発足のための準備委員会を構成し、委員会内規、委員会構成メンバー、専門系学会・研究会への発送趣意書、などの案を作成した。その後、日本癌治療学会内で書類内容を確認の上、専門系学会・研究会へ委員の推薦依頼を開始した。
平成14年4月30日: 臨床腫瘍データベース委員会内に、独立した形で評価委員会を設置することとした。日本癌治療学会理事会にて「臨床腫瘍データベース委員会」の内規および委員会の構成者を確認した。
平成14年10月15日: 第40回日本癌治療学会総会における教育セミナーで「臨床腫瘍データベース」の概要を会員に説明するとともに、分科会委員を介してがん種別のガイドライン作成作業を始めていただくこととなった。なお、その業務が先行して進んでいる胃がんおよび乳がんの二領域のガイドライン関係様式を早期に完成させて、ガイドライン公表のための見本とさせていただくことについて合意を得た。
平成16年4月30日: 日本癌治療学会理事会にて、社会に理解を得やすくするためとのことで「臨床腫瘍データベース委員会」を「がん診療ガイドライン委員会」へと名称変更することが承認された。
平成16年10月27日: 第42回日本癌治療学会総会「特別企画1:各科領域のがん治療指針」にて各領域のガイドライン作成の進行状況についての報告と討議がなされた。
平成17年2月20日: がん診療ガイドライン委員会の検討対象となっている7がん種のガイドライン作成などを主たる目標とした、厚生労働省科学研究費補助金(医療技術評価総合研究事業)がん診療ガイドラインの適用と評価に関する研究班(以下、厚労省研究班)を構成する申請を行った。
平成17年8月24日: がん診療ガイドライン作成と公開(Web化)を目標とする厚労省研究班を発足させ、それまでの当学会の研究内容に合流させ、研究を開始した。研究内容については、「がん診療ガイドラインとしてのアルゴリズム完成」と「構造化抄録(各がん種毎に50-60編)の公表」を最小限の目標に掲げた。
平成18年3月31日: 厚労省研究班平成17年度研究報告書を完成させ、初年度研究としての報告を終了した。
平成19年1月中旬: 公開Web化の大要が完成。
平成19年3月31日: 厚労省研究班の7がん種のがん診療アルゴリズム、構造化抄録、アルゴリズム関連箇所解説ガイドラインの公開を日本癌治療学会ホームページ上で完結。